「猫は自分の名前を聞き分けている」ということが上智大学の研究で明らかにされました。ではなぜ猫は自分の名前を認識するようになったでしょうか。上智大学の健康結果を基に作成しました。
■猫は呼んでも無視することがよくある
いつもは呼んでも来ない癖に、こっちがなんか物事始めると邪魔してくるよな… まぁ僕はじっとしてるだけだから何とも思わないけど。
■このような傾向があるので自分の名前を認識してないと思っていたが、、猫は認識しているということが明らかに
飼い猫は、人間に名前を呼ばれれば呼ばれたと分かっているらしい。たとえそっぽを向いていても、それは聞こえないふりをしているのかもしれない。
上智大学の研究チームが、飼いネコは「自分の名前」と「一般名詞」や「同居するネコの名前」を聞き分けていることを実験的に明らかにしたと発表
ネコはネズミの捕まえ方から、缶を開ける音が何を意味するのかまで多くのことを知っており、さらには自分の名前も聞き分けている
■マ・マジか…
ネコが「一般名詞」や「同居ネコの名前」と「自分の名前」を、異なるカテゴリの刺激として認知している
一般家庭の猫だけでなく、猫カフェの猫も調査し、同様の結果が得られた。ただ、猫カフェの猫は自分の名前と他の同居する猫の名前を区別できていなかった。
猫の目をしっかり見ながら名前を呼ぶのを繰り返したり、名前を呼びながらなでてあげたり、また猫の好きなおやつやご飯をあげるなど、「名前を呼ばれる=嬉しいこと」と関連付けさせる事が一番
■猫はなぜ自分の名前を覚えることができたのか?
この能力は、特別な訓練の結果得られたものではなく、ヒトとの日常的な関わりの中で獲得された
イヌが従順かつよく反応するよう何世紀にもわたり交配させた歴史があるが、ネコの方はヤマネコがネズミを追いかけて農村に入り込み、ほぼ自然に家畜化していった歴史を持つ。
0〜20年前まで、ペットのネコの大半は屋外でほとんどの時間を過ごし、家にいるのは夜や天気が悪い時だけだったが、近年のネコは室内で生活するようになってきたために今後も人とより密接に関わるようになれば、人の合図を読み取り反応する
■要するに人間と一緒にいることによって身に着けた能力ということ。今後、更に認識が強まるという予想も
今後も人とより密接に関わるようになれば、人の合図を読み取り反応する能力はさらに強まるかもしれない
結論としては「ネコの社会性は、進化の途上」なのだそうだ。この論文を機に、イヌより“ネコ派”が今後さらに増えてゆくかもしれない。
反応する時、しない時があるのはネコの気分、状態、状況によると思われます。品種や性別については、今回の研究では分析しておりません。
このように気分屋さんという側面もあるので、必ずしも反応がよくなるとは限りません。
■犬が従順なのは「歴史と性格」にあるみたい
日本人が犬と生活しだしたのは10000年以上前、狩猟で生活をしていた縄文人は、犬と暮らし、家族として扱っていたとされる。
一方で猫は奈良時代くらいからとされています。
犬は、集団生活のなかで積極的に仲間とコミュニケーションを図り、社交性を身に付けました。外に出かけることを好む犬は、たとえ初めて出会う人や犬、初めての場所でもあまり物怖じすることがありません
ですが、猫は違います。マイペースで自分が気乗りしない時は、飼い主さんが近づいても、知らんぷりです。自分が良い時だけ近づいてきて、後は無視
■猫には更に秘密が。嗅覚が人間の20万倍以上もあるって知ってた?
猫の嗅覚は犬ほど発達していませんがヒトの20万倍以上です。また、犬や猫にはヒトではわからないフェロモンなどを感じ取れる「鋤鼻器官(ヤコブソン器官)」が、鼻腔と上顎の間にあります。
猫の鼻は匂いを感じるだけではなく、温度計としての役目も担っているのです。その精度は、約0.5度の温度差も分かるほど。この機能により、微妙な風向きの変化を感じることが出来ます。
一方で視覚は人間よりも劣るため、野生時代は嗅覚を情報源として、周囲の危険などを見極めていました。
■猫の「毛づくろい」には意味がある
猫の舌の表面には「糸状乳頭」と呼ばれる突起が無数にあります。この「ザラザラ」が抜け毛や自分の体毛についた細かな汚れやホコリをしっかり絡めとり、毛玉や皮膚炎を予防
ネコは一生のおよそ4分の1を毛づくろいに費やすという。毛づくろいには、ノミやごみを取って体をきれいに保つほか、体温を調節する効果がある
毛づくろいという行為自体に、猫の心のバランスをとる働きもあるといわれています。猫は、照れ隠し、気晴らしなど、何か気持ちをリセットしたいという状況になったときに毛づくろいをします
■猫は皆を平等、対等にみている
飼い犬は人の家族を「自分の群れ」と認識し、リーダーである人に従い、自分を含む家族一人ひとりに順位をつけると言われています。一方、猫は家族に順位をつけません
猫は、本来飼い主である私たち人間の事を、「同じ生き物=猫」だと思っている
バカにしていないと言い切れる根拠は、「猫は自分より劣った猫に擦り寄らないから」です。本当に猫が飼い主をバカにしていたら全く相手にされなくなるはずである
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