●その健康にまつわる知識、実は間違い?
現代医学は日々、目覚ましいくらいの進化を遂げているにもかかわらず
出典「ヨーグルトで花粉症は・・・」これってウソ?ホント?健康にまつわる都市伝説を徹底検証
昔から「○○をすると風邪を引かない!」とか、「○○を食べると○○に悪い」といったように、巷には健康にまつわる都市伝説もいまだに多く存在しています。
意外とまだみんなが信じている、古い知識には要注意。
「水をたくさん飲むようにすると、代謝がよくなって健康にいい」という、広く知られた言説があります。
美容やダイエットのために、1日2リットルの水を飲むことが良いということを、耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
しかし、実はこの説には医学的な根拠がありません。
頻繁にトイレに行きたくなるほど水を飲むのは、水分のろ過装置である腎臓に却って大きな負担をかけます。
その結果、腎臓が疲れた状態になり腎機能が低下、気力がでなかったり、根気がつづかなかったり、腰痛が出たりといったことになります。
理想の睡眠時間は「8時間」
日本では、どこからきたのか、8時間睡眠が良い睡眠のように言われています。
現在は「必要な睡眠時間は人によって大きく異なる」という考えがスタンダードになっています。
最近では「7時間半がもっともオススメの睡眠時間」「4時間半で睡眠は事足りる」という意見も見かけます。
苦労やストレスを受け続けると白髪が増える
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よく、苦労やストレスを受け続けると白髪が増えるということが一説として知られています。
しかしこの説は証明が困難で、医学的見地からみれば、ほとんどの若白髪は原因不明です。
20~30代で多くの白髪が発生する症状には『若年性白髪』という症状名が付けられてはいますが、これに関しては、多くが遺伝的な要因によるものと考えられています
鼻血が出たら頭を後ろに下げる
これを信じている人は非常に多いのですが、これでは返って血を喉に流すことになり、よくありません
血液には催吐性があるので、血液を大量に飲み込んでしまうと気分が悪くなったり吐き気がしたりする場合もあります。
出典鼻血の間違った情報 | 鼻血-鼻血の原因や鼻血と病気との関係を紹介!
実は鼻血を止めるためには、前に頭を傾けて、10分間親指と人さし指で鼻をはさんでください。鼻血は冬に暖房で乾燥した室内で起こることが多いので注意しましょう。
首の後ろに鼻血を止めるツボがある事から言われている行為だと思いますが、首の後ろの血管と鼻の血管は殆ど無関係なのです。
首の後ろをトントンと叩く事により、強く叩きすぎて首を痛めたり、振動により鼻血が止まりにくくなると言った弊害の方が大きいようです。
暗い所でTVを見たり、本を読むと目が悪くなる
暗い部屋でテレビを見たり本を読む事と、視力低下の原因とは関係ないという見解が主流になりました。
電灯がなかった時代に比べて明るいはずの現代において近視の人が多いことからも、暗いところでの読書が視力の低下を招くことは根拠がないとされています。
とはいえ暗いところでの読書は目の焦点が合いにくく、眼精疲労から頭痛や肩こりなどを招くこともある
・テレビやパソコン(スマホ)などは、長時間同じ距離を見続けることで、視力低下を招く
テレビやパソコンの画面は「目に悪い」という印象がありますが、問題なのは、長時間同じ距離を見続けることです。
日頃デスクワークなどを長時間していると、目がピント調節機能を忘れてしまい、それをきっかけに視力低下を招いてしまうこともあります。
寒い場所にいると風邪をひく?
寒い気候が風邪を引き起こすわけではありません。風邪の原因はウイルスです。
ウイルスに感染している人が寒いとこに行って体温が下がって免疫力落ちるから風邪ひくのであって、寒いからウイルスが活性化するわけではない。
風邪の原因のほとんどはウイルスで、現在発見されているウイルスのうち、風邪を引き起こすと確認されているのは100種類ほどあります。
ウィルス感染するものだからこそ、風邪をひいている人(ウィルスを持っている人)に近づくと風邪を移されてしまうのです。
卵は、何個でも食べてよい
全国鶏卵消費促進協議会では「私がこんなにキレイなのは1日2個のたまごのおかげ」と1日2個を勧めるキャンペーンを実施しています。
出典日本卵業協会
過去に日本で12万人ぐらい対象に卵を毎日食べる人と食べない人っていうのを調べて、心臓発作のリスクが増えるかどうかを調べた研究がありました。
それで見ても、卵を食べる量と心臓発作のリスクとは全く関係が無いという結論が出ている
とはいえ、コレステロール値が高い人が毎日卵をたくさん食べていたら、血中コレステロール値はもっと上がってしまいます。
何事にも適量があり、卵なら1個~2個くらいにしておくべきだそうです。
卵ひとつあたり、約200mgのコレステロールが含まれていることを覚えておくと良い
コーヒーを飲むとガンになる
1970年代には、コーヒーを飲むと膀胱ガンやすい臓ガンになるという研究が報告されました。これがメディアに大々的に取り上げられたため、コーヒーを飲むとガンになると思っている方もいらっしゃるようです。
年代には、むしろコーヒーを飲むことで結腸ガンや直腸ガンなどのガンを予防することができるという結果が発表されるようになったのです。
国立がんセンター予防研究部によると、毎日コーヒーを飲んでいる人は、飲んでいない人に比べて肝ガンのリスクが抑えられているという研究結果が発表されています。
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